幼稚園にいるカウンセラー（キンダーカウンセラー）は、具体的にどんなことができるのでしょうか。「すでに幼稚園には巡回相談として専門の相談員が来ているし…」「公的なものなら無料だし…」「療育につながってるよ」というご意見もよくお聞きします。
キンダーカウンセラーの強みその①は、子どもたちの幼稚園での様子を知っているということ。集団の中での様子を観察した上で、保育者とコンサルテーションを行ったり、保護者からの相談をお聞きすることができます。キンダーカウンセラーの強みその②は、継続した支援です。子どもの成長や発達は、当たり前のことですが、続いていくものです。子どもの成長や発達、保護者の思いや考え方に合わせてその都度、支援の方法も変化します。定期的に園を訪問し、継続的に相談活動を行う意義があると思っています。キンダーカウンセラーの強みその③は、相談への敷居が低めということ。通っている幼稚園で相談できるので、「こんなこと相談していいのかな？」と思っている人や、「どこに相談したらいいのかわからない」という人は、相談のファーストステップにしていただけるのではないかと思っています。