スキルの練習

2024.11.13の朝日新聞に掲載されていた記事について書きたいと思います。1面の『折々のことば 鷲田清一 3262』より

「これからのスキルはすべて、1歳から死ぬまで練習できることですよ」アンナ先生

フィンランドに移住した社会学者の朴沙羅は、子どもが通う保育園の担任に、まず「友だちの作り方のスキル」を学ぶと伝えられ、一瞬戸惑った。共感や根気や感受性は、個人の才能や素質ではなく「練習すべき技術」だというのだ。人格でなく問題に商店を当て、それを解決するために磨くべき技術。なるほど人生、最後まで「練習」が続く。『ヘルシンキ 生活の練習』から。

この記事を読んだとき、さっと流すことができず、記事を見つめながらこれまで関わってきたお子さんたちに思いを巡らせました。『知的にグレーゾーンだから…』『衝動性が高いから…』で終わらずに、それぞれの発達段階や特性に応じて、その子にあった方法で、練習をしていく必要があるのですね。そしてその練習は死ぬまで続く…。

スキルの練習は、すべての子どもにとって必要なものです。子どもの気持ちを受け止めつつ、適切な行動につなげていく声掛け、時には大人が一緒に行動をして見せることも必要なんだと思います。親御さんだけで難しい場合は、学校、保育園や幼稚園の先生、スクールカウンセラー、教育相談機関、地域にいる保健師さん、かかりつの小児科の先生などに相談して見てくださいね。

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